ワイヤレスイヤホンの進化は目覚ましく、今や1万円も出せばそこそこの音質が手に入る時代になりました。しかし、今回ご紹介するAVIOT(アビオット)の「TE-U1-PNK」——通称「ピヤホン9」は、そんな「そこそこ」という言葉を嘲笑うかのような、圧倒的な完成度を誇っています。
ロックバンド「凛として時雨」のドラマーであり、ポータブルオーディオへの深い造詣で知られるピエール中野氏が全面監修。これまで数々の名作を世に送り出してきた「ピヤホン」シリーズの最新作が、ついに「1万円以下(アンダー1万)」という、驚異的な価格帯で登場しました。
「安いからそれなりだろう」という先入観は、一度この音を聴けば木っ端微塵に砕かれます。本記事では、このピヤホン9がなぜこれほどまでに注目されているのか、そして実際に使用して分かったその実力を、詳細なレビューと共にお伝えします。
1. ピヤホン9(TE-U1-PNK)とは?:その出自とコンセプト

ピヤホンシリーズは、単なるタレントコラボモデルではありません。ピエール中野氏が「音楽家が意図した音を、忠実に、かつ感動的に届ける」ことを追求し、チューニングを極限まで追い込んだシリーズです。
今回の「ピヤホン9」は、AVIOTのコストパフォーマンスモデル「TE-U1」をベースにしながら、中身は完全に別物へと進化を遂げています。
驚愕のプライス:9,980円(税込)
これまでのピヤホンシリーズは、ミドルクラスからハイエンドに近い価格帯のものも多くありましたが、今作はなんと税込9,980円。ついに1万円を切るエントリークラスの価格帯にピヤホンの魂が宿りました。
「ハイレゾ対応(LDAC)」という武器
この価格帯では極めて珍しい、高音質コーデック「LDAC」に対応しています。これにより、ワイヤレスでありながらハイレゾ音源の圧倒的な情報量を余すことなく再生可能。ハードウェア面でも、10mmの大型ダイナミックドライバーを搭載しており、価格を超えたスペックを誇ります。
2. デザインと所有欲を満たすデザイン

ピヤホン9は、手にした瞬間から「1万円のイヤホンではない」という感覚を抱かせてくれます。
コンパクトで高級感のあるケース
ケースは驚くほどコンパクトで、手のひらにすっぽりと収まります。ブラックのボディにゴールドのアクセントを効かせた配色は、ピヤホンシリーズ伝統のデザイン。1万円以下にありがちな「プラスチックの安っぽさ」は一切感じられず、むしろラグジュアリーな雰囲気すら漂います。
こだわりの付属品
特筆すべきは、付属品の豪華さです。
- 専用セミハードケース:イヤホンケースごと収納できるカラビナ付きのケース。これだけでも数千円の価値がありそうな質感です。
- シリコンイヤーピース(S/M/L):自分の耳に最適なフィット感を選べます。
3. 音質レビュー:これぞピヤホン。バンドサウンドが「化ける」

ピヤホン9の真髄は、何と言ってもその音質にあります。
低音の重厚感とスピード感
一聴して感じるのは、ベースとドラムのキックの圧倒的な存在感です。低音域は非常にリッチで厚みがありますが、決してボワつくことはありません。ドラムのキックが「ドスン」と体に響くような振動を伝えつつ、ベースラインの輪郭はくっきりと描き出されます。
突き抜ける高音とリアリティ
高音域は「キレ」が凄まじいです。シンバルの残響音やハイハットの細かいニュアンスまで生々しく再現されます。これほど高域が明瞭だと「耳に刺さるのでは?」と心配になりますが、不思議と耳心地が良く、長時間のリスニングでも疲れにくい絶妙な調整が施されています。
ボーカルが埋もれない中域
パワフルな低音と煌びやかな高音に挟まれながらも、ボーカル(中域)はしっかりと中央に定位し、一歩前に出てくる感覚があります。アーティストの息遣いまで感じられるリアリティは、ハイレゾ対応(LDAC)の恩恵を強く感じさせます。
4. 三つの顔を持つ「サウンドモード」

ピヤホン9には、楽曲や気分に合わせて切り替えられる3つのサウンドモードが搭載されています。これが「おまけ」レベルではなく、それぞれが完成された音作りになっています。
- ミュージックモード(基本モード) 最もバランスが良く、楽器の魅力を最大限に引き出すピヤホン9の標準スタイル。オールジャンルに対応しますが、特にロックやパンク、アニソンとの相性は抜群です。
- ボーカルモード ボーカルの帯域を強調し、歌声がより生々しく届きます。バラードやアコースティックな楽曲、ポッドキャストなどを聴く際に最適です。
- グルーヴモード 低音の迫力をさらに強化。クラブにいるような重低音を浴びたい時、EDMやヒップホップ、ヘヴィなメタルを楽しむ際にその真価を発揮します。サブベースが腹に響く感覚は快感の一言です。
5. 日常を支える機能性と実用性の検証

音質特化型と思われがちなピヤホンですが、現代のワイヤレスイヤホンに求められる機能もしっかりと網羅されています。
ノイズキャンセリング(ANC)
周囲の雑音(エアコンの音や街の喧騒)を自然にカットしてくれます。音楽への影響を最小限に抑えるため、あえて「強力すぎない」調整になっていますが、音楽に集中するには十分な性能です。
外音取り込み機能
イヤホンをつけたまま会話や駅のアナウンスを聞き取ることができます。若干の閉塞感はありますが、日常使いで困ることはない実用レベルです。
通話品質(AIノイズリダクション)
AI技術を活用した通話機能を搭載。街中や風の強い環境でテストしても、背景のノイズがしっかりカットされ、自分の声がクリアに相手へ届くことが確認できました。テレワークや屋外での電話にも心強い味方となります。
バッテリーと充電

- スタミナ:イヤホン単体で最大9.5時間、ケース併用で最大41.5時間というロングバッテリー。
- 急速充電:10分の充電で約90分の再生が可能。
- ワイヤレス充電:この価格でワイヤレス充電に対応しているのは驚異的です。置くだけで充電できる手軽さは一度使うと離れられません。
6. 購入前に知っておくべき「割り切り」のポイント
非の打ち所がないように見えるピヤホン9ですが、1万円という価格を実現するために「あえて削られた」部分もあります。
- 専用アプリ非対応:自分好みのボタンカスタマイズや詳細なEQ設定はできません。ただし、プリセットされた3つのサウンドモードが極めて優秀なため、多くの人にとっては不足を感じないでしょう。
- 接続性に関する注意:環境によっては、高音質モード(LDAC)時に音の途切れが発生する場合があります。通信環境が悪い場所では設定を見直す必要があるかもしれません。
7. 結論:ピヤホン9は「買い」なのか?
結論から言えば、**「1万円付近でイヤホンを探しているなら、これ以外の選択肢はない」**と言い切れるほどの傑作です。
特に以下のような方には、自信を持っておすすめします。
- ロック、バンドサウンド、アニソンを愛する人
- 1万円以下でも音質には妥協したくない人
- 初めてピヤホンシリーズに触れてみたい人
- ワイヤレス充電やマルチポイントなど、最新機能も全部盛りで欲しい人
ピエール中野氏が魂を込めて作り上げたこの「TE-U1-PNK」は、単なるエントリーモデルの枠を超え、あなたの音楽体験を一段階、いや二段階上のステージへと引き上げてくれます。
画像引用元:https://aviot.jp/product/te-u1-pnk/?utm_source=ad&utm_medium=youtube&utm_campaign=watanabekazumasa
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